アメリカ南部料理の特徴

1.香辛料が決め手のケイジャン料理

かつて、北米にはフランスのアカディア植民地が存在しており、そこに移住していたフランス系カナダ人のうち、現在のアメリカルイジアナ州に移住した人々を「ケイジャン」ともいうことから、このケイジャン料理にはフランス料理の要素も混じっています。
オクラも移民からアメリカに渡りました。

2.お金持ちに支持されたヨーロッパのスタイル クレオール料理

ケイジャン料理は庶民的に対し、クレオール料理の発展したニューオリンズは特にフランスとの関係がより濃かったためお金持ちに支持されました。

3.奴隷制度が生んだソウルフード

かつて、アフリカからアメリカへ連れてこられた黒人が、奴隷にされていた時代。手に入る食料で生き延びるしかなかった奴隷たちは、主人が使わない、豚の内臓や豚足、ナマズ、オクラなどの食材を調理していました。
そのような料理を1960年代半ばにソウルフード、と呼ぶようになります。
今や世界的に食べられるまでになったものとしてフライドチキンがあります。